インターネットや携帯電話の普及拡大に象徴されるように、私たちの生活の情報化が進展し続けています。当社が高分子のイオン導電性に着目して、開発に着手したのは 1980 年代のことでした。その後、 色素増感太陽電池やイオン液体などの開発に取り組んでいます。また、固有技術を生かしてそれぞれの専門分野で分社化を進め、導電性ペースト、セラミックス材料、リチウム電池などを開発し、製造・販売しています。

イオン導電性高分子

イオン導電性高分子は、マトリックスとなる高分子にアルカリ金属塩などを溶解させたもので、純高分子固体電解質と高分子ゲル電解質の大まかに二つのカテゴリーに分類されます。前者は、高分子骨格とアルカリ金属塩の複合体であり、後者は、電解液やイオン液体などのイオン伝導性の液体を高分子で擬固体化したものです。
イオン導電性高分子をリチウム電池の電解質として利用すると、従来の電解液と比較して、漏液防止、物理的信頼性確保、異常暴走反応の抑制など安全面の向上や形状自由度といった特長があります。また、リチウム電池のほかに、電気二重層キャパシタや色素増感太陽電池の電解質としての応用開発を進めています。

このカテゴリの製品・ブランド
エレクセルEG、エレクセルACG

導電性ペースト

携帯電話、携帯情報端末、ノートパソコンなどに採用されているセラミックス基板 LTCC ( Low Temperature Co-fired Ceramics )に導電性ペーストが使用されています。導電性ペーストは、金属粉末粒子や可溶 性バインダーで構成され、セラミックス基板上に 30 ~ 50 ミクロンのファインラインを形成します。

セラミックス材料

セラミックス用の結合剤、分散剤、潤滑剤、離型剤は、ファインセラミックスの成形に使用されています。ファインセラミックスは、自動車エンジン、 IC 基板、各種センサ、携帯電話などに用いられます。

イオン液体

イオン液体は、一般的に 100 ℃以下で液体状態を示すイオン対の化合物で、蒸気圧がなく不燃性です。安全性とイオン導電性が高いことから、リチウムイオン電池やキャパシタなどの電解質用途への開発 を進めています。エネルギーデバイス分野の次世代材料や、環境への影響を少なくするグリーンソルベントの一つとしても注目されています。

このカテゴリの製品・ブランド
エレクセルIL-100、エレクセルIL-200

関連情報

このカテゴリの関連情報をダウンロードすることができます。